げっ歯目リス科シマリス属。

学名/Tamias sibiricus

英名/Siberian chipmunk(シマリスはsquirrelではなくchipmunk)

体長/ 頭胴長 12〜16cm 尻尾10〜13cm

体重/85〜110g

シマリス属は23種。

日本で一般的にシマリスとして認知されているのはシベリアシマリスで、ロシア〜中国、韓国、北海道に生息しています。

日本にいるエゾシマリスはシベリアシマリスの亜種で、ペットとしての捕獲、飼育は禁止されています。(鳥獣保護法)

ペットとして飼育されているシマリスは中国の繁殖施設からの輸入個体が殆どです。

(以前は朝鮮からのチョウセンシマリスの輸入もありましたが乱獲により1994年より禁止になっています。また2020年は新型コロナウィルスの影響により中国からのシマリスの入荷がなくなりました。)

実はペットとしてのリスの歴史は長く江戸時代からあったとも言われています。シマリスは昭和40年代からペットとして人気が出てきていますが、現在は一時と比べると感染症法の規制などもあり年々輸入数は減少傾向です。

私が初めてペットとしてのリスと出会ったのは幼少期の30年程前、お隣さんが “チップ君” を野外ケージで飼育していました。昔は野外での大型ケージ飼育のイメージが強かった気がします。

初めてリスをお迎えしたのは20数年前ですが、当時は飼育本も少なく今はだいぶ情報も増え専用ケージや餌なども作られています。まだまだメジャーなペットではないですが近年はリス向きの環境が少しずつ整えられているなと感じます。

《シマリスは生態系被害防止外来種》

現在エゾシマリスとの交雑を防ぐ為、シマリスは生態系被害防止外来種に指定されており安易な飼育はすべきでないと定められています。

(2019年より北海道では北海道大学と円山動物園が共同で以前に放獣や放棄があったチョウセンシマリスとエゾシマリスの交雑がないかDNA鑑定を行い調査を進めています。)

要注意外来生物リストは2015年3月に廃止。現在、生態系被害防止外来種リストに変更。環境省HPよりhttps://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list/caution.html

『北海道のエゾシマリス/円山原生林にて撮影』

ペットとして飼育されているリスで16%前後のリスが逃げてしまったとのアンケートも以前に発表されています。

現在大量のシマリスが輸入されており、逃げて野生に定着してしまうと生態系を壊す恐れがあります。

万が一、今後野生化が増え特定外来生物として指定されてしまうとシマリスを飼育できなくなります。

(またシマリスに関しては明らかにされていませんが野生のリスにはペストやライム病など人にも感染する病原体を保有している可能性があるともし言われています)

生態系を崩してしまう恐れ、またそれにより駆除されてしまうシマリスが出て来る恐れもあります。

シマリスを嫌われない動物にする為、そして守る為にも決して外に逃してはいけません。

シマリスの生態

リス科は木の上で生活するニホンリスやキタリスの樹上で暮らすリスとプレーリードッグなどのジリスの地上で暮らすリスに分類されます。

シマリスは地上に巣穴を作りますが、木登りも得意で樹上にも対応できる半樹上性のリスです。

『ベビーの頃から木の上も簡単に登る運動神経を持つ / りすの家にて』

ハムスターのように夜行性と思われる方も多いですが昼行性です。

基本繁殖シーズン以外は単独生活ですが、100m四方のスペースに5〜6匹で生活をしており適度な距離を保ちながら鳴き声などでコミュニケーションもとっています。

木の実を食べるイメージが強いですが雑食性で、果物や野草そして昆虫や鳥の雛も食すグルメです。

カナヘビを狙う子リス

野生と暮らすとは?

とても愛らしい姿に引き込まれる方も多いシマリス。

しかし非常に運動量も多くすばしっこいです。犬猫のように躾ができず、人に慣れるのも個体差があり容易ではありません。

また発情期や冬眠前のシーズンになると慣れていた個体でも凶暴化するタイガー期に入る個体もおり、飼い主も流血や生傷が絶えません。

SNSをご覧になり可愛さに引き込まれて是非お迎えしたい!と思う方も多いと思います。

しかし実際のところシマリスは野生動物といえる動物で

一緒にペットと遊ぶというよりも鑑賞するペットに近いイメージです。

シマリスとはどんな動物なのか、野生と暮らすとは?を考え、よく調べた上でパートナーにお迎えしてください。