尾抜け

シマリスの尻尾は外敵から身を守る為に、尻尾が切れてしまいます。

骨だけ残し、ずりむけるような状態で簡単に取れてしまいます。そしてトカゲのように再生はされません。

写真の通り、実はトッドに尾抜けを経験させてしまいました…。シマリスを飼って長年気を付けていたにも関わらず非常にショックでした。

突然タイガースイッチが入り、足に噛み付かれバランスを崩し尻尾を踏んでしまったのです。

最初出血はありますが、じきに自ら残った骨を噛み綺麗にします。

しかし、上手く出来ず膿んでしまう場合もあるので念のため病院に行きましょう。

最悪根元から断尾しなくてはならないケースもあります。

不正咬合

シマリスの前歯は常生歯(伸び続ける歯)の為、齧り木を噛む事で長さを調整しています。

よくある原因がケージを噛んで歯が曲がってしまう事例。

噛み合わせが上手くいかなくなり、餌も食べにくくなります。

※固い餌を食べず、上を向いてクチャクチャするような仕草があれば不正咬合の恐れがあります。

不正咬合は一度なると完治せず、定期的なカットが必要になります。

伸びも早い為、2〜3週間に一度くらいのペースで必要です。

保定して自分でカットするのは危険なので、動物病院でお願いしましょう。

《対応策》

ケージを齧る癖がある子は齧り木で予防ができます。

しかしケージ内に設置した齧り木をなかなか使ってくれないもの…

その為、齧り木を齧る癖がある扉に麻縄で括り付けます。

使用したのはこちら。

様々な味があるので、お気に入りの味を見つけても◎

こうすると自然と齧り木を削ってくれ歯の伸び予防、不正咬合予防と一石二鳥です。

齧るケージの範囲によって齧り木の幅を変えています。

数日経つとトッドは見事に齧りあげています。

脱毛

シマリスの飼い主さんが最も多く悩まされるのが脱毛ではないでしょうか?

ビッケは甲状腺ホルモン異常による脱毛で1歳から通院していました。

《部分的な脱毛》

真菌(カビ)

他の動物などからもらってきてしまう事で発生する事があります。

皮膚の一部や毛を採取して培養検査をします。

検査結果まで1週間前後かかります。

ダニ

ダニの場合は皮膚をセロテープでペタペタし、ダニがいないか顕微鏡でチェックします。

他に部分的な脱毛ですとストレスや栄養不足の可能性もあります。

広範囲の脱毛

甲状腺ホルモン異常による脱毛

甲状腺ホルモン異常による脱毛はシマリスで最も多く、そして明確な治療手段がありません。

比較的左右対称の広範囲の脱毛で次第に範囲が広がり、毛艶もなくなります。

鼻先、手足に色素沈着が現れ黒くなっていきます。

犬猫は甲状腺の血液検査で甲状腺ホルモンの数値を調べますが、シマリスに関しては甲状腺は頬袋があるためこの数値を測る事が出来ません。

そのため不足なのか過剰なのか断言も出来ないのがまた厄介な所ですが、シマリスは甲状腺機能低下症と言われています。

下記は犬の甲状腺機能低下症の症状ですがシマリスも類似しています

・動きが鈍くなる

・左右対称の痒みのない脱毛

・皮膚の色素沈着

・眠くボーッとすることが多い

・寒がる

・食事量が変わらなくても体重が増加しやすい

脱毛が進行していっても、リス自身は食欲も体力もあり元気な事が殆どです。

【原因と治療】

ホルモンバランスを崩す要因は温度や日照時間が大きく関わってきます。

ビタミン剤やメラトニンの投与を行いますが、発毛の効果が出るのは個体差があります。

ビッケはあまり効果がなく、唯一日光浴で発毛の確認ができました。(日光浴についてはこちら)

もともと24時間冷暖房完備の部屋(朝晩の換気時間あり)で過ごしていましたが、季節繁殖動物のシマリスにとってはこれがホルモンバランスを崩す原因になったのでは?と考えます。

なかなか完治が難しい症状ですが、まずは環境の改善を試み、リス自身元気であれば手探りで色んな治療法を試してみるのも一つです。