シマリスのグルメで好みも季節によってコロコロ変わります。旬の食べ物を与えたり、我が子のお気に入りを見つけてみましょう!
エサについて
1日1回朝にケージにいれます。
秋になると餌を貯め込む習性があるので、秋〜冬の時期は下記量より多めに与える必要があります。個体差があるので、巣箱に隠す様子が頻繁に見られる場合は多めに与えましょう。
主食
ペレット。雑穀や種子類を混ぜたミックスフードが主食と思われる方もおおいのですが、主食はあくまでもペレット。
シマリスプラスを使用しています。ハムスター用ペレットでも代用可能です。
ペレットは栄養バランスが取れているため、小さい頃から食べ慣らしておくと高齢になり食べられるものが減った時に助かります。
雑穀や種子ミックスのブレンドフードを足して20〜25g程度与えます。

ブレンドフードはナチュラルラックスを使用しています。(小鳥用の餌やハト餌を混ぜてブレンドも可能。脂質が偏らないよう注意)
《ペレット食べてくれない問題》
食べてくれないから諦めていますという方も多いと思います。
オススメの食べさせ方を2つご紹介。
我が家は2匹とも小さい頃からきちんとペレットを食べています。
①ペレット団子
こちらはペレット自体の匂いと味に慣れてもらう事が優先。
ペレットをお湯でふやかし、それに好物のナッツなど擦り下ろした物や粉ミルクを混ぜ(入れすぎてナッツ団子にならないように)食べ易いお団子状に。
柔らかさの調整が効くので歯が悪くなった子にもオススメ。
※特に歯が悪くなると摂取できる栄養バランスが偏るのでペレットが食べられないと厳しい。
②ミルミル大作戦
こちらは獣医さんから伝授された裏技。
ミルワームなど生き餌を育てて与えてる方に有効。
ミルワームにペレットを餌として与え、そのミルワームをシマリスに食べさせる。(摂取しにくいペレットや野菜、カルシウムなど)
実践してみたところ、確かに少量ずつですがミルワームは食べてくれました。
そのままシマリスに栄養価をバトンタッチ。
工夫次第で食べてくれる様になる子は多いのです!
副食(野菜/果物/動物性タンパク質)
新鮮な物をよく洗って食べやすいサイズにカットして与えます。
つい与えすぎてしまう方が多いですが、全て含めて副食は5g程度です。

果物は肥満や虫歯の元になるので控えめに。
与えすぎると、果物ばかり欲するようになり食に偏りが出やすくなります。
留守にする場合は水分補給の一環でリンゴなど少し多めに与えることもあります。
ゼリーは人差し指の爪ほどの量を軽くほぐして与えます。(リスは臼歯ですり潰しますが、そのまま飲み込んでしまうのを防ぐ為)
野菜
キャベツ、サツマイモ、かぼちゃ、人参、トマト、とうもろこし、きゅうり、小松菜、大根の葉、ブロッコリー、レタス(水分が多い為ウンチが緩くなるようであれば控える)
豆類は生だと毒性がある為、必ず火を通してから与える
果物
りんご、なし、ブルーベリー、イチゴ、モモ、ぶどう、バナナ、さくらんぼ(※注意)、みかんなど柑橘類(※注意)、
※スイカは糖質が多く、柑橘系は与え過ぎると下痢になりやすい為与え過ぎには注意
※さくらんぼの種は消化器官で分解されると微量の青酸を発生させるため与えない方がよいのされています。少量なら問題ないとされていますが、好物になるのを避ける為にも与えない方が安全です。
野草
クローバー、オオバコ、タンポポ、ナズナなど。
無理に与える事はないですが、我が家は室内栽培して好きなタイミングで食べられるようにしています。(肥料は使わず、土は床材として販売されているニューネイチャーランドを使用しています)
※新鮮で安全な物を与えて下さい。屋外に生えている物は除草剤や排気ガスなど付着しているので与えない方が安全です。
通信販売charmペット用リーフとしてバリエーション豊富に売られており我が家はこちらから購入しています。
https://www.shopping-charm.jp/product/2c2c2c2c-2c2c-2c2c-2c2c-343935323130
菜の花や桜の花びらも食べます。

動物性タンパク質
ミルワーム(活餌、乾燥、パウダータイプあり)、栗虫、ササミ、ペット用ミルク、ドッグフード、ペット用煮干し、ゆで卵(黄身白身可)、ペット用チーズ(乳製品はリスはあまり食べない)
ミルワーム以外にもセミやトカゲなども可愛い顔して食べます笑
栗虫はこちらで購入可能です(時期によっては完売しております)
https://www.sansaiya.com/pet/No050-001
《ミルワームそのまま与えるのはもったいない⁈》
実はペットショップで販売されているのは栄養がなくまだ痩せ細ったミルワーム。
栄養価が低い為、リスに与えているペレットや煮干し、野菜などを与え1週間もするとプリップリなミルワームに成長します。栄養価の高いミルワームをリスに与える事ができます。
(以前charmで購入した育成キットは販売終了しているようです…見た目が大丈夫な方は是非ミルワーム育成や飼育で調べてみてください)
おやつ
ひまわりの種やナッツなどはシマリスの主食ではありません。
あくまでもコミニュケーションの手段の一つとしておやつ程度に。
脂質が多いので与え過ぎに注意‼︎
与え過ぎると肥満、代謝性骨疾患、栄養の偏りによる脱毛の症状が出やすくなります。
ひまわりの種、どんぐり、かぼちゃの種、アーモンド 、クルミ、ピーナッツ(殻付きの場合はカビ付着していないか注意が必要)などの種子、ナッツ類。
クルミやアーモンドは殻付きを与えるとかじって歯の伸び予防やストレス解消にもなるので定期的に与えると良いです。

与えてはいけない食材
ネギ類、ニラ、ほうれん草、にんにく、ジャガイモの皮と芽、生の豆、人間用の食べ物飲み物、塩分使用のナッツ
アボカド(含まれているペルシンが呼吸困難になる恐れがあります。海外の大型リスがよく食べていますが、日本に入ってきているアボカドはペルシンの含有量が多いので危険)
炊いたお米(大型リスが小さなおにぎりを食べている動画が有名ですが、シマリスは頬袋があり粘着性のあるお米は頬袋内で付着し腐敗する恐れがある為危険)
牛乳(乳糖が含まれておりリスは消化できず下痢の原因になります。ミルクを与える時はヤギミルクなどペット用のミルクで)
飲み水
水も毎日新鮮なものに変えましょう。特に水道水で問題はありません。
(投薬やビタミン剤を混ぜて与えている場合、ボトルに汚れやカビなど付着する事があるので細いブラシなどで隅々まで洗う事をオススメします。100円ショップにあります)
水を入れたら必ず先端を指で触れ、水が出るか確認を!意外と壊れて出ていなかった…なんて事もあります。

ちなみに消毒のため、熱湯につけるとこのタイプは変形するので60〜70℃のお湯で洗浄してください。(メーカーによって異なりますので説明書をご覧下さい)
栄養補助剤について
体調によっては与えない方が良いものもございます。必ずかかりつけの獣医師に相談してください。
《スタミノン/エナジーバイト》
脱毛時に毎日与えたら生えてきたなどよく見かけますが、成分は脂質と糖のため実際のところ直接の発毛効果はありません。
カロリー自体が高い為、好きな子は多いですが毎日与えると肥満の元、また下痢になる事もあります。毎日与えるのは避けましょう。
あくまでも幼少期、食欲が低下した子、高齢になった際の栄養補助として使うのがオススメです。
《ネクトンBIO》
もともと鳥の換羽発育促進剤としてつかわれていますが、小動物の脱毛時の発毛促進剤としても使われるビタミン剤です。
ビッケは効果はあまりなかったですが、個体によっては効果が出る子もいます。
下記は小分けパックのリンク記載
https://www.birdsgrooming-shop.com/smartphone/detail.html?id=000000001426
《ベジタブルサポート》
野菜をなかなか食べてくれない子にもお勧めです。にんじん、ブロッコリー、かぼちゃが含まれており食物繊維、βカロテン、ビタミンK,Eが豊富です。またお腹の調子を整え、糖質、コレステロール吸収抑制の効果もあります。
水で溶かして硬さを調整出来ます。(パウダー:水=1 : 1.5〜3の割合)直接餌に振りかけて与える事も可能。
《ヘルスチャージ》
ベビー期や高齢リス、食欲低下気味の子に。
動物性タンパク質が入っており少ない量でもカロリー摂取が可能。
そのまま振りかけて与えてもお湯で溶かして与えても大丈夫です。
《FCVリキッド》
ビタミンとミネラル、鉄分摂取が可能です。
貧血気味や食欲低下している子に与えると良いです。液体タイプです。
https://eic.stores.jp/items/5d5f93c205721f1c74f61e87
《タウビタB》
肥満対策として。コレステロールや中性脂肪、視力低下の際に使用。
飲み水に混ぜて与えます。(水20mlに対し0.3ml)
https://eic.stores.jp/items/5d5f93c205721f1c74f61e85
《ミルク》
小動物用ミルクで問題ありませんが、ここでは食欲、体重低下の際に使用できるミルクをご紹介。
チューブダイエット カケシアミルク、カケシアミルクハイカロリー。
食欲が落ちカロリー摂取がしにくくなっている子に。
ビッケはシリンジで与えていました。
※与え過ぎは脂肪肝になる可能性もあるので必ず獣医師にご相談ください